キヤノン、「EOS 5D Mark III」の機能向上ファームウェアを予告 [カメラ]
キヤノンは24日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」の機能向上ファームウェアを無償提供すると発表した。2013年4月の公開を予定する。
エクステンダー装着時に開放F8となるレンズでも中央測距点でAFが可能になるほか、HDMI端子から非圧縮映像(YCbCr 4:2:2、8bit)を出力できるようになる。撮影中の映像を外部モニターに表示することも可能とする。
EOS 5D Mark IIIは、35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラ。前モデルの「EOS 5D Mark II」から高感度画質、連写性能、AF性能、ファインダー視野率などを高めた。発売は2012年3月
約半年後のファームウェア提供予定を今発表する真意は?
EOS 5D Mark III ファームウエアアップデート 2013/04/30より予定
「EOS 5D Mark III」の機能向上ファームウエアを無償提供
動画撮影時のHDMI出力に対応し、映像制作ワークフローを効率化
キヤノンは、静止画・動画ともに卓越した描写力を誇るデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」(2012年3月発売)の機能を大幅に向上させるファームウエアの無償ダウンロードサービスを、キヤノンホームページ上で2013年4月から開始予定です。
「EOS 5D Mark III」は、ハイアマチュアユーザーだけでなく、プロの静止画・動画の撮影現場からも高く評価されています。
このファームウエアは、プロの映像制作現場からの強い要望に応え、動画の編集やモニタリング作業を効率化するHDMI出力を可能にします。さらに、静止画撮影時のAFを改善し、フォトグラファーの高度なニーズに対応します。このファームウエアをユーザーに無償で提供することにより、「EOS 5D Mark III」のポテンシャルをより一層高めることで活躍の場を広げ、さらなる撮影領域の拡大を実現していきます。
■プロの映像制作ワークフローを効率化するHDMI出力機能
動画撮影時のHDMI出力機能は、「EOS 5D Mark III」のHDMI端子から高画質な非圧縮映像(YCbCr 4:2:2、8bit)を出力し、外部レコーダーに記録することができます。これにより、画質劣化の少ない映像データでの編集作業を可能にし、最先端の映像制作現場における効率的なワークフローを実現します。さらに、撮影中の映像を外部モニターに表示することも可能にし、撮影現場におけるリアルタイムで高画質なモニタリングを実現します。
■F8のレンズでも中央測距点でのAFを実現
「EOS 5D Mark III」にエクステンダーを装着して開放絞り値がF8になるレンズを使用した場合でも、中央測距点でのAFを実現します(現在はF5.6までの対応)。これにより、より遠く離れた被写体をAFで捉えることを可能にし、特に望遠レンズを使用したスポーツやネイチャーなどの撮影時に威力を発揮します。
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